インターフェックスWeek
2024年6月26日(水) ~28日(金)
東京ビッグサイト

アカデミックフォーラム

聴講無料・事前申込不要

会場:東7ホール内 アカデミックフォーラム会場

※都合によりプログラムの内容が変更になる場合がございます。あらかじめご了承ください

創薬・製剤・再生医療などの研究シーズを大学・研究機関が発表!
医薬・化粧品研究のヒントが見つかります。

 

(敬称略)

タンパク質の「隠れた結合部位」を標的とした
解離の遅い阻害剤の探索技術

創薬ツール

研究ツール

信州大学 教授 喜井 勲

6月26日 (水) 11:00 - 11:30 アカデミックフォーラム会場1

タンパク質立体構造表面に隠された結合部位を標的とした低分子阻害剤の探索技術「温度ジャンプ」を紹介します。このような阻害剤は標的からの解離が遅いことも説明します。

【研究内容の概要/特長】
本技術「温度ジャンプ」では、試験管内にてタンパク質立体構造表面に隠された結合部位を露出させるため、当該タンパク質を素早く加熱し、すぐに冷却します。このプロセスをライブラリ化合物存在下で行うことで、ヒット化合物を取得します。このようなヒット化合物は標的との複合体からの解離が遅い傾向にあることが判明しました。この探索技術は従来法では得られなかったヒット化合物の取得を実現すると期待されます。

【想定される応用分野】
低分子/中分子の化合物スクリーニング

【発表者プロフィール】
2020-, 信州大学 農学部/大学院農学専攻 教授
2019-2020, 信州大学 農学部/大学院農学専攻 准教授(独立)
2018-2019, 理化学研究所 科技ハブ産連本部 ユニットリーダー
2017-2018, 理化学研究所 科学技術ハブ推進本部 ユニットリーダー
2016-2016, 理化学研究所  ライフサイエンス技術基盤研究センター  イメージング応用研究グループ 健康・病態科学研究チーム 上級研究員
2015-2016, 理化学研究所  ライフサイエンス技術基盤研究センター  イメージング応用研究グループ 健康・病態科学研究チーム 研究員
2010-2015, 京都大学大学院 医学研究科 形態形成機構学 特定助教
2010-2010, 東京医科歯科大学大学院 疾患生命科学研究部  形質発現制御学 特任助教
2005-2010, 東京工業大学大学院 生命理工学研究科  生命情報専攻 助教

犬には犬の乳酸菌 第二弾!
飲む、なめる、食べる、塗る、貼る、可能性は∞

バイオ医薬品

免疫・ワクチン

麻布大学  准教授 福山 朋季

6月26日 (水) 11:00 - 11:30 アカデミックフォーラム会場2

犬には犬の乳酸菌を用いて、大事なワンちゃんの健康増進を目指します!麻布大学独自に犬の腸内から分離した乳酸菌を用いた研究成果と商品開発を紹介します。

抗がん剤抵抗性を改善する細胞接着不全薬の開発
 

がん

研究ツール

創薬ツール

日本大学 教授 袴田 航

6月26日 (水) 11:45 - 12:15 アカデミックフォーラム会場2

がん細胞の強固な細胞接着による抗がん剤抵抗性を解決するため、細胞接着不全薬を開発した。本薬はがん構造を脆弱化し抗がん剤抵抗性を改善することで治療効果向上させる。

【研究内容の概要/特長】
がんの化学療法では抗がん剤抵抗性いわゆる薬剤耐性が大きな課題である。本課題に対し様々なアプローチがなされているが、本研究は細胞接着不全に基づきがん腫瘍の構造脆弱化することにより薬剤耐性を改善する新たな試みである。開発した細胞接着不全薬は既存の抗がん剤と併用することにより、がん腫瘍深部まで抗がん剤を到達させることができ治療効果を劇的に高め、その結果として、抗がん剤の副作用低減にも大きく寄与する。

【来場者へのPRポイント】
本阻害剤を培地に添加するだけで細胞は細胞接着不全となります。細胞毒性も極めて低く代謝安定性も高いため、長期間にわたり効果が持続します。また、本阻害剤は有機合成で得られる低分子化合物のため安価です。

【従来技術・競合技術との違い】
がんの薬剤耐性には複数の要因があり、その1つを標的とした薬剤では劇的な解決は望めない。さらに、現在の抗がん剤は分化後のがん細胞を標的とし、がんの再発や転移に関与するがん幹細胞を標的としない。本研究は、がん細胞の細胞接着不全に基づき腫瘍構造をルーズなものとし抗がん剤をがん腫瘍深部に送達させるため、薬剤抵抗性の分子機構の違いを超えて作用し、がん幹細胞に抗がん剤を直接作用させることが可能となる。

【想定される応用分野】
【応用分野】
・がん化学療法への適用。既存の抗がん剤療法との併用。
・細胞を用いて製造されるワクチン等の製造過程で望まれている細胞分散剤。
・接着細胞を浮遊細胞として培養可能な試薬。培養密度向上による物質生産性の向上。
・3次元培養細胞の生物活性測定や細胞の回収を可能とする試薬。
【特徴】
・化学合成品であるため安価に製造可能。
・酵素や抗体とは異なり安定性が高い。
・細胞毒性が極めて低く細胞の継続培養が可能。

【発表者プロフィール】
2000 日本大学大学院 農学研究科 農芸化学専攻 博士後期課程修了 博士(農学)取得
2000-2001 理化学研究所 動物・細胞システム研究室 基礎科学特別研究員
2002-2005 厚生労働省 国立医薬品食品衛生研究所 有機化学部 研究官
2005-2007 厚生労働省 国立医薬品食品衛生研究所 有機化学部 主任研究官
2007-2013 日本大学 生物資源科学部 農芸化学科 専任講師
2009-2010 米国スクリプス研究所 ケミカルバイオロジー領域 Barbas III 研究室 客員研究員 
2012-2021 日本大学 生物資源科学部 生命化学科 准教授
2021-2023 日本大学 生物資源科学部 生命化学科 教授
2023-現在 日本大学 生物資源科学部 バイオサイエンス学科 教授
2007-2021 厚生労働省 国立医薬品食品衛生研究所 有機化学部 協力研究員
2021-現在 厚生労働省 国立医薬品食品衛生研究所 有機化学部 客員研究員

組換えBCGとDNAワクチンのプライムブースト接種法
による新規ワクチン開発

医薬・診断薬シーズ

日本大学 教授 相澤(小峯) 志保子

6月26日 (水) 13:15 - 13:45 アカデミックフォーラム会場1

組換えBCG接種にDNAワクチンをブースト接種するプライム・ブースト法は液性免疫と細胞性免疫を同時に誘導することができるため、新規ワクチン候補となりうる。

【研究内容の概要/特長】
既存のBCG-TokyoにMycobacterium kansasiiのantigen 85Bをコードしたシャトルベクターを組み込み、新たな組換えBCGワクチン(rBCG-Mkan85B)を作成した。rBCG-Mkan85B/DNA-Mkan85Bプライムブースト接種は、抗原特異的ヘルパーT細胞と共に、抗原特異的CTLを強力に誘導するため、既存のBCGよりも結核菌やM.kansasiiの感染予防効果が高い。組換えBCG/DNAプライムブースト法は新たなワクチン開発のプラットフォームになりうる。

【想定される応用分野】
組換えBCG接種とDNAワクチンをブースト接種するプライム・ブースト法は新規感染対策、新規ワクチン開発の分野に応用が想定される。

【発表者プロフィール】
2002年 日本大学医学部卒業
2002〜2004年 産婦人科研修医
2004年 日本大学大学院医学研究科入学。国立感染症研究所エイズ研究センター客員研究員(国内留学)
2008年 日本大学大学院医学研究科修了。博士(医学)取得
2008年 日本大学医学部病態病理学系微生物学分野 助手
2011年 同上 助教
2014年 同上 准教授
2024年4月より日本大学医学部病態病理学系微生物学分野主任教授。
現在、組換えBCGによる免疫誘導の研究、新規組換えBCGの作成、母子感染のメカニズムの研究などに取り組んでいる。

組織形成のための機能性ファイバースキャホールドの開発
 

再生医療

同志社大学 教授 森田 有亮

6月26日 (水) 13:15 - 13:45 アカデミックフォーラム会場2

細胞活性維持や生体環境模倣のためのゼラチンやコラーゲンの機能性ファイバースキャホールドや,細胞を含むアルギン酸によるセルファブリックや組織成形技術を紹介する.

【研究内容の概要/特長】
再生組織内への栄養供給維持を可能とする細胞遊走や物質透過性に優れたゼラチンやコラーゲンの多孔質ファイバースキャホールドやファインバブルにより高連通化したゼラチンスポンジなどを紹介する.また,組織再生や薬剤検証に応用可能な組織形成技術として細胞を配列させたアルギン酸マイクロゲルファイバーによるセルファブリックや軟骨細胞/アルギン酸3Dゲルシート成形技術を紹介する.

【来場者へのPRポイント】
エレクトロスピニングや湿式紡糸による足場の加工技術・細胞とゲル材による組織成形技術,材料の物性評価,細胞を用いた生体適合性評価・機能評価など,材料加工から機械的・生物的評価まで一貫して対応可能です.

【従来技術・競合技術との違い】
ゼラチンやコラーゲンの多孔質ファイバーにおいては,ファイバー状にゲル化させる技術と凍結乾燥により直径数百μmの多孔質ファイバーを実現した.
培養組織作製においては,細胞を含有させたアルギン酸を用いて編み構造とすることで伸縮性や形状適合性を向上させたセルファブリックや移植部位の形状として立体成形した3Dゲルシートなどを実現した.

【想定される応用分野】
再生医療・組織工学において細胞活性や組織形成を促進するスキャホールド
創傷被覆材や癒着防止膜としての新素材
医薬品・化粧品開発における基礎素材
治療条件や薬剤の効果のin vitroでのスクリーニングを可能とする組織モデル

【発表者プロフィール】
2003 京都大学大学院工学研究科機械工学専攻博士後期課程修了
2003 博士(工学)取得(京都大学)
2003 - 2006 大阪工業大学 工学部電子情報通信工学科 講師
2006 - 2007 大阪工業大学 工学部電子情報通信工学科 助教授
2007 - 2008 Rush University Medical Center 客員助教授
2008 - 2011 同志社大学 生命医科学部医工学科 准教授
2011 - 現在 同志社大学 生命医科学部医工学科 教授
現在,機能性ファイバースキャホールドやセルファブリックを応用した培養軟骨・培養骨格筋に関する研究に取り組んでいる

新規固定化Pd触媒の開発
 

研究ツール

岐阜薬科大学 准教授 井川 貴詞

6月26日 (水) 14:00 - 14:30 アカデミックフォーラム会場2

Pd触媒前駆体の新規調製法を開発した。担体の素材や物性に関わらずPdが効率良く担持される。本手法で開発した触媒は400時間以上の連続フロー運転に使用できる。

ライフサイエンス研究に応用可能な
植物エキスライブラリーについて  

創薬ツール

研究ツール

国立研究開発法人 医薬基盤・健康・栄養研究所 薬用植物資源研究センター  研究員 河上 仁美

6月26日 (水) 14:45 - 15:15 アカデミックフォーラム会場1

国産の野生植物、生薬、果物、野菜などから抽出した植物抽出物を原料とした、多様な分野に応用可能な国内最大規模の植物抽出物ライブラリーをご紹介します。

【研究内容の概要/特長】
植物は食料の確保や医薬品の開発をはじめ人類の発展に多大な影響を与えてきました。さらに植物が作り出す複雑な骨格の化合物の有用性は近年大きな注目を集めています。当センターでは主管している薬用植物スクリーニングプロジェクトでは、国内外の植物種のメタノール抽出エキスを集めたエキスライブラリーをスクリーニング用ツールとして提供し、社会実装に繋げることを目的としています。

【来場者へのPRポイント】
植物素材を使用した研究開発をお考えの方はぜひ当ブースへお越しください。

【従来技術・競合技術との違い】
日本国内で採取した野生植物を中心に、市場流通品の生薬やハーブ、果菜類など多様な植物原料を使用したエキスを完備しています。野生植物では、分類鑑定の難しいシダ植物の収集に力を入れており、ユニークな内容となっています。また、食経験情報や食薬区分情報にも対応しているため、食品研究等にもご活用委託ことが可能です。

【想定される応用分野】
医薬関連をはじめ、食品、化粧品、ヘルスケア等どんな分野への活用も可能です。また人を対象としないペット関連分野、農業分野へのご利用も可能です。

【発表者プロフィール】
2013-現在 (独)医薬基盤研究所(現 (国研)医薬基盤・健康・栄養研究所) 薬用植物資源研究センター
2020 大阪大学大学院薬学研究科博士後期課程 修了 博士(薬科学)
薬用植物スクリーニングプロジェクトのテーマを中心に、植物エキスの有効活用などに関わる研究に取り組んでいる。

ナノ粒子を用いた皮内への薬物送達
 

製剤技術

城西国際大学 教授 竹内 一成

6月26日 (水) 15:30 - 16:00 アカデミックフォーラム会場1

生分解性を有する高分子を用いた薬物含有ナノ粒子の開発に成功し、皮膚を介した薬物送達に有用であることを見出した。また本ナノ粒子は、皮膚疾患に応用可能である。

【研究内容の概要/特長】
薬物担体として、高分子を用いたナノ粒子を開発した。平均粒子径は30-100 nmの範囲で制御可能で、主に疎水性薬物を保持することができる。これまでの研究により、骨粗鬆症や皮膚疾患、経皮免疫療法への応用可能性が示されている。

【想定される応用分野】
皮膚疾患、化粧品、経皮免疫療法

【発表者プロフィール】
2014 東京理科大学大学院 薬学研究科 薬学専攻 博士後期課程 修了
2014 博士(薬学)取得 (東京理科大学)
2021-2023 城西国際大学 薬学部 医療薬学科 准教授
2023-現在 城西国際大学 薬学部 医療薬学科 教授
現在、ナノ粒子に関する応用研究に取り組んでいる。

革新的な酸化制御技術MA-Tを活用した
抗がん剤などの医薬品開発

がん

医薬・診断薬シーズ

大阪大学  特任教授 安達 宏昭

6月26日 (水) 15:30 - 16:00 アカデミックフォーラム会場2

MA-Tは酸化制御の仕組みであり、応用例として医薬品開発が挙げられる。大阪大学にて実施されている膀胱癌治療薬の医師主導治験は順調に進んでおり、実用化が期待される。

【研究内容の概要/特長】
亜塩素酸ナトリウムを主成分とする要時生成型亜塩素酸イオン水溶液(MA-T:エム・エー・ティー:Matching Transformation System)は、日本で生まれた革新的な酸化制御技術で、必要な量の活性種(水性ラジカル)を生成させることで、流行性ウイルスをはじめとするウイルスの不活化、種々の菌(細菌)の除菌や消臭が可能である。MA-Tは、手指除菌、洗口液として活用することで、感染対策や口腔ケアに優れた成果を得ている。

【来場者へのPRポイント】
2024年2月に内閣府が主催する第6回日本オープンイノベーション大賞の最高位となる「内閣総理大臣賞」を受賞した。また、2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)の大阪ヘルスケアパビリオンへの出展が決定している。

【従来技術・競合技術との違い】
MA-Tは活性度を巧みに制御することで広範な応用展開を可能としており、このような基盤技術は他にはない。特に消毒剤の領域では、アルコールや次亜塩素酸ナトリウムは安全性と効果がトレードオフの関係にあるが、MA-Tは安全性と高い効果を両立することができる。

【想定される応用分野】
感染制御分野、医療分野、食品衛生分野、農業分野、表面酸化分野、エネルギー分野

【発表者プロフィール】
2003 大阪大学大学院工学研究科電気工学専攻 博士後期課程 修了
2003 博士(工学)取得(大阪大学)
2003 大阪大学大学院工学研究科 助手
2005 株式会社創晶 代表取締役社長
2005 大阪大学大学院工学研究科 特任助教授
2016 株式会社dotAqua 代表取締役社長
2016 大阪大学大学院工学研究科 招聘教授
2020 株式会社HOIST 取締役
2020 一般社団法人日本MA-T工業会 専務理事 兼 事務局長
2021 大阪大学大学院薬学研究科 特任教授

クライオ電顕単粒子構造解析用の
機能化グラフェングリッド開発

医薬・診断薬シーズ

大阪大学  准教授 淺原 時泰

6月27日 (木) 11:00 - 11:30 アカデミックフォーラム会場1

クライオ電顕を用いたタンパク質の単粒子構造解析用の機能化グリッドとして、エポキシドを導入したEG-Gridの適用事例や、種々の反応性官能基を導入した例を紹介する。

イオン液体技術を用いた皮膚適用製剤
 

製剤技術

城西国際大学 准教授 押坂 勇志

6月27日 (木) 11:00 - 11:30 アカデミックフォーラム会場2

イオン液体(IL)はアニオン性物質とカチオン性物質のみで構成される塩である。IL技術を使用した薬物安定性の向上と皮膚透過促進剤への応用について発表する。

【研究内容の概要/特長】
Ascorbic acid(VC)は、抗酸化作用やメラニン合成阻害作用があり、多方面で使用されている。一方で、VCは、水に不安定であり、製剤化することが難しい。本研究では、VCをイオン液体化することでVCの安定性の改善が可能であるか検討した。
Azoneは、経皮吸収促進効果が得られる。一方で、Azoneは、皮膚刺激性が強く実用化には至っていない。本研究では、Azone構造類似のイオン液体型アンテエンハンサー設計が可能であるか検討した。

【想定される応用分野】
医薬品、化粧品、食品

【発表者プロフィール】
2013 城西大学大学院博士後期課程修了
2013 博士(薬学)取得(城西大学)
2020-2023 城西国際大学 薬学部 医療薬学科 助教
2024-現在 城西国際大学 薬学部 医療薬学科 准教授

糖脂質と免疫老化:細胞膜から
免疫賦活への新規アプローチ

バイオ医薬品

免疫・ワクチン

麻布大学  講師 永根 大幹

6月27日 (木) 11:45 - 12:15 アカデミックフォーラム会場1

糖脂質は脂質ラフトを構成する特殊な脂質である。本発表では糖脂質への介入により免疫を”若返り”させ、がん治療における免疫応答を賦活化する新規アプローチを提案する。

抗血栓性及び生分解性高分子コーティング
 

バイオ医薬品

同志社大学 助教 西村 慎之介

6月27日 (木) 13:15 - 13:45 アカデミックフォーラム会場1

本技術は疎水的な抗血栓性及び生分解性高分子コーティングに係るものである。様々な基材に対して安定なコーティング膜を形成させることが可能である。

【研究内容の概要/特長】
一般に疎水的な高分子薄膜は血小板の粘着を促進し、血栓の形成を誘発する。本技術はトレードオフの関係にある疎水性と抗血栓性を両立した高分子材料を提供する。また、本技術を使用することで、抗血栓性に必要な化学構造を生分解性を示す基本骨格に導入することが可能となる。

【想定される応用分野】
バイオマテリアル、サステイナブルプラスチック

【発表者プロフィール】
2019 同志社大学大学院 理工学研究科 応用化学専攻 博士(後期)課程 修了
2019 博士(工学) 取得 (同志社大学)
2019−2020 九州大学 先導物質化学研究所 学術研究員
2020−2022 九州大学 先導物質化学研究所 JSPS特別研究員 (PD)
2022−現在 同志社大学 理工学部 機能分子・生命化学科 助教
現在、生体親和性と生分解性を併せ持つサステイナブル材料の研究・開発に取り組んでいる。

脂質二重膜中の膜タンパク質の
迅速高分解能イメージング技術

創薬ツール

研究ツール

九州大学 准教授 嶋田 睦

6月27日 (木) 13:15 - 13:45 アカデミックフォーラム会場2

電子顕微鏡により、脂質二重膜中の膜タンパク質を、低濃度、少量の試料から迅速に高分解能でイメージングできる創薬プラットフォーム技術を紹介します。

情報科学と実験科学で取り組む生命現象の解明
-産総研・早大OILの成果-

がん

バイオ医薬品

バイオマーカー

医薬・診断薬シーズ

創薬ツール

研究ツール

(国研)産業技術総合研究所 副ラボ長 安佛 尚志

6月27日 (木) 14:00 - 14:30 アカデミックフォーラム会場1

産総研と早大は2016年に融合ラボOILを開設し、生命ビッグデータの取得と解析をしています。疾病ターゲット因子や新規機能性物質・有用微生物の探索事例を紹介します。

高分子ナノファイバーを活用した創剤・DDS開発
 

製剤技術

岐阜薬科大学 教授 田原 耕平

6月27日 (木) 14:45 - 15:15 アカデミックフォーラム会場2

我々は様々なモダリティを高効率に担持できる高分子ナノファイバーを用いたDDS開発を行っている。ナノファイバーによる薬物の吸収性改善事例や製剤応用について紹介する。

【研究内容の概要/特長】
エレクトロスピニング法により調製する高分子ナノファイバーは、基剤を適切に選択することにより、低分子、ペプチド、タンパク、核酸など様々なモダリティを高効率に担持することができる。本発表では、高分子ナノファイバーを活用した難水溶性薬物の固体分散体化、ペプチドの吸収性改善、タンパク質の放出制御システム、核酸医薬の固形製剤化などの事例や経粘膜製剤としての活用法を紹介する。

【想定される応用分野】
医薬品、化粧品、食品分野における製剤化、医療機器としての活用

【発表者プロフィール】
2012 名古屋市立大学大学院 薬学研究科 博士後期課程修了 博士(薬学)取得
2011-2012 岐阜薬科大学 製剤学研究室 助教
2013-2016 岐阜薬科大学 製剤学研究室 講師
2014-2015 マサチューセッツ工科大学(MIT) 客員研究員
2016-2019 岐阜薬科大学 製剤学研究室 准教授 
2019-現在 岐阜薬科大学 製剤学研究室 教授 
2022-現在 岐阜薬科大学 ナノファイバー創剤学寄附講座 教授(兼任)

痒さを止めシミを消し傷を治す、
安全な人体内含有化合物、VEDの紹介

医薬・診断薬シーズ

金沢大学  所長 染井 正徳

6月27日 (木) 15:30 - 16:00 アカデミックフォーラム会場1

VEDがアルファ2ブロッカーであることを発見した。アトピーの痒さを瞬時に消失させ、シミ、皴も消失する。育毛作用も強く、ほぼ全ての皮膚疾患治療に使える。

【研究内容の概要/特長】
皮膚トラブルの種類は多く、それぞれに対応した化粧品が市販されている。我々は全てのトラブルに使える単一の物質としてVEDを開発した。VEDはアトピー皮膚炎の「痒さ」を瞬時に止め、傷、シミ、吹き出物、ニキビの改善、養毛、ED、凍傷、血行不良、火傷、関節痛、筋肉痛改善、こむら返り解消、紫外線防御等に対処でき、それぞれの特許も取得済みで、ほぼ全てのお肌トラブルに対処できる理想の物質VED を誕生させた。

【来場者へのPRポイント】
アトピーの痒さで夜も眠れず、苦しんでおられる方は多い。是非私たちのブースにきて、VED(クリーム)を体験してください。ひと塗りで、明日から、長年の苦しみから解放されます。まるで魔法のようです。

【従来技術・競合技術との違い】
演者は長年アトピーの痒さで夜は眠れず、多くの皮膚科医師を訪ねたが、ステロイド等に頼り、現在も治療薬はない。合成化学者として自らかゆみ止めの開発に挑戦し、ついにVEDを発見した。効果抜群であり、今は安眠できる。類似品は存在しないので、同じ苦しみを持つ方達を救ってあげたい。皮膚科を訪ねるよりも、実績豊富な弊社ブースにきて、お試しください。

【想定される応用分野】
VED は、スキン、パーソナルケア製品として、化粧品分野に応用可能。アンチエイジング効果、末梢血管拡張効果により、高齢化社会における老人性認知症、褥瘡治療等、医薬品としての今後の展開が考えられる。動物試験では、繁殖行動を活発化させ子を沢山作るので、動物性食料増産に使える。またペットの健康維持や、絶滅危惧動物の再生にも使える。人間のED治療にも使える。

【発表者プロフィール】
1970 東京大学大学院薬学系研究科、博士課程修了。薬学博士学位取得。
1970 財団法人、乙卯(イツウ)研究所研究員。            
1975 カリフォルニア大学バークレイ校で博士研究員として研究に従事。 
1976 金沢大学薬学部、薬化学講座助教授に赴任。   
1984 同学同講座、教授昇任。
2005 VED及びSOMREを「地球の薬」として開発。これらを用いて、中国内モンゴルゴビ砂漠緑化ボランティア―活動を開始。 
2007 金沢大学定年退職。名誉教授。インド、アフリカの飢餓を救い、人間、動物のQOL改善活動を実施中。
~現在 ソメイヤッコ (薬壺)研究所(個人企業)を70才で設立。「地球の薬」を用い、食料増産、飢餓の解決、砂漠緑化・気候変動 阻止・VEDのスキン、パーソナルケアの多種機能を見出し、人・動物のQOL改善、緑の地球回復を目的として活動中。
2017年12月4日、平成29年度地球温暖化防止活動環境大臣表彰」を受賞。
2003年3月 瑞宝中綬章受章

脱分化脂肪細胞の歯科口腔領域への応用化
 

再生医療

日本大学 専任講師 秋田 大輔

6月27日 (木) 15:30 - 16:00 アカデミックフォーラム会場2

成熟脂肪細胞由来の脱分化脂肪細胞(DFAT)は,多分化能と自己複製能を有し,新しい細胞源として期待されている。そのため,歯科領域におけるDFATの応用方法を模索した。

【研究内容の概要/特長】
脂肪組織の大部分を構成している成熟脂肪細胞は,天井培養法によって線維芽様細胞を産生し,増殖能と多分化能を再獲得し,DFAT細胞と名付けられている。
DFAT細胞はこれまでに様々な動物疾患モデルに対して,数多くの移植効果を報告してきたが,歯科口腔領域におけるDFAT細胞の有効性を検討した。

【想定される応用分野】
歯科口腔領域、医学領域、生体工学

【発表者プロフィール】
2010~2014 日本大学大学院歯学研究科歯学専攻 博士課程修了
2014 博士(歯学)取得(日本大学)
2015~2022 日本大学助教 (歯学部歯科補綴学第Ⅱ講座)
2023~現在 日本大学歯学部専任講師 (歯科補綴学第Ⅱ講座)
現在、臨床のかたわらDFATの応用研究に取り組んでいる。

乳化剤を一切使⽤しない乳化技術~エフィ~
 

製剤技術

信州大学 教授 酒井 俊郎

6月28日 (金) 11:00 - 11:30 アカデミックフォーラム会場1

互いに混ざり合わない油と水を界面活性剤や乳化剤を⼀切使用することなく乳化する技術(エフィ)を開発した。

【研究内容の概要/特長】
・界⾯活性剤などの乳化剤を⼀切使⽤せず油と⽔のみで調製されたエマルションの分散安定化機構の解明研究
・界⾯活性剤などの乳化剤を⼀切使⽤せず油と⽔のみで調製されたエマルションの分散安定化技術
・界⾯活性剤などの乳化剤を⼀切使⽤せず油と⽔のみで調製されたエマルションの実⽤化検証

【来場者へのPRポイント】
どうしたら、乳化剤フリー乳化を実現できるのか?

【従来技術・競合技術との違い】
・界面活性剤を使用しないことによる低環境負荷
・界面活性剤を使用しないことによる低コスト化
・界面活性剤などの添加物を使用しないため生体安全性

【想定される応用分野】
化粧品 ・医薬品・食品・塗料・インク ・ナノ材料創製(ポリマー粒⼦、⾦属ナノ粒⼦、無機微粒⼦の合成など)

【発表者プロフィール】
1997年4⽉〜1999年3⽉︓⽔⼾葵陵⾼等学校・理科教員
2002年03⽉︓東京理科⼤学⼤学院理⼯学研究科博⼠後期課程修了
2000年08⽉〜2002年03⽉︓株式会社コンポン研究所・インターン
2002年04⽉〜2003年06⽉︓株式会社コンポン研究所・研究員
2003年07⽉〜2006年04⽉︓University at Buffalo, The State University of New York, Department of Chemical and Biological Engineering, Postdoctoral Research Associate
2006年04⽉〜2007年11⽉︓東京理科⼤学総合研究機構先端材料研究センター・プロジェクト研究員兼東京理科⼤学理⼯学部⼯業化学科・⾮常勤講師
2007年12⽉〜2012年3⽉︓信州⼤学ファイバーナノテク国際若⼿研究者育成拠点・テニュアトラック助教
2012年4⽉〜2015年3⽉︓信州⼤学⼯学部物質⼯学科・准教授
2015年4⽉〜2019年3⽉︓信州⼤学学術研究院(⼯学系)・⼯学部物質化学科・准教授
2019年4⽉〜現在︓信州⼤学学術研究院(⼯学系)・⼯学部物質化学科・教授
2012年7⽉〜2018年3⽉︓信州コロイド&界⾯科学研究会・会⻑
2018年4⽉〜現在︓コロイド&界⾯科学研究センター︓センター⻑
現在、エマルションの基礎研究、蓄熱材の開発研究、⾦属ナノ粒⼦の合成法の開発研究、超⾳波化学に取り組んでいる。

神経変性疾患の創薬に向けた階層型共培養・
細胞外電位計測デバイス

創薬ツール

研究ツール

九州工業大学 教授 安田 隆

6月28日 (金) 11:00 - 11:30 アカデミックフォーラム会場2

神経変性疾患モデルや血液脳関門モデルの構築と解析を可能とする、極薄の透明な多孔膜を用いた共培養技術と、微小電極アレイを用いた細胞外電位計測技術を紹介します。

【研究内容の概要/特長】
半導体加工技術を用いて、厚さ約1 µmの薄く透明な多孔膜を製作しました。膜上に微小電極アレイを形成し、膜を挟んでニューロンとアストロサイトを共培養することで、微小孔を通じた細胞間相互作用により細胞に本来の機能を発現させながら、電極形成面に培養した細胞の電気的活動を他方から分離して計測できます。また、多孔膜2枚を近接して配置することで、4種類の細胞を近接して積層した血液脳関門モデルの構築が可能です。

【来場者へのPRポイント】
我々は、デバイス上に疾患患者由来のiPS細胞を使用した疾病モデルを構築して、創薬への応用を目指しています。会場では、デバイスの有用性について、細胞培養及び信号計測の実施例を挙げて報告します。

【従来技術・競合技術との違い】
従来の微小電極アレイでは、ニューロン・アストロサイト共培養系からアストロサイトの電気的信号のみを計測することが困難でした。本技術はこの課題を解決し、アストロサイトをターゲットとする薬効評価を可能としました。また、従来のポリマー製多孔質膜では、膜を重ねて細胞を多層化することが困難でした。本技術では、半導体加工技術により多孔膜間の距離を精度良く調整し、異種細胞の近接多層化を可能としました。

【想定される応用分野】
創薬/神経変性疾患/血液脳関門/オルガノイド/臓器チップ

【発表者プロフィール】
1994 東京大学 大学院工学系研究科 機械工学専攻 博士課程修了
1994 博士(工学)取得(東京大学)
1994-1997 東京大学 大学院工学系研究科 機械情報工学専攻 助手
1997-1998 生物系特定産業技術研究推進機構 派遣研究員
1998-2001 東京大学 大学院工学系研究科 機械情報工学専攻 講師
2001-2007 九州工業大学 大学院生命体工学研究科 生体機能専攻 助教授
2007-2013 同 准教授
2013-2014 同 教授
2014-現在 九州工業大学 大学院生命体工学研究科 生体機能応用工学専攻 教授
現在、医療・創薬への応用を目指したマイクロデバイスの開発に取り組んでいる。

加齢による肌バリア機能の低下改善に向けた
SIRT2活性化薬の開発

医薬・診断薬シーズ

岐阜薬科大学  教授 五十里 彰

6月28日 (金) 11:45 - 12:15 アカデミックフォーラム会場1

加齢により皮膚のSIRT2活性が低下し、細胞間バリア分子の発現量が減少することを発見しました。本フォーラムではSIRT2を標的とした新型の肌バリア改善薬を紹介します。

AIナノポアによるウイルス・細菌検査システム開発
プラットフォーム

バイオマーカー

研究ツール

大阪大学 教授 谷口 正輝

6月26日 (水) 14:45 - 15:45 アカデミックフォーラム会場2

AIとナノポアが融合したAIナノポアは、ウイルスや細菌を1個単位で検出・識別します。学習データを変更するだけで、目的とする検査システムを迅速に開発できます。

【研究内容の概要/特長】
AIとナノポアが融合したAIナノポアプラットフォームは、極薄窒化シリコン膜中に開けられたナノ細孔(ナノポア)を通るイオン電流を計測するナノポア法を用いて、細菌やウイルスに最適なナノポア直径と、AI学習するデータを変更するだけで、目的に合った細菌・ウイルス検査装置を迅速に開発できます。すでに理化学機器として販売されており、新たな検査装置も開発中です。

【従来技術・競合技術との違い】
我々のAIナノポア技術は、すでに大学発ベンチャー(アイポア株式会社)を通じて理化学機器として製品化されており、AIを活用することで未知のターゲットへの学習が迅速にできることが強みです。

【想定される応用分野】
AIナノポア技術は、ウイルスや細菌を1個単位で検出・識別することができるため、ウイルスや細菌検査を必要とするあらゆる現場に応用が可能です。

【発表者プロフィール】
1992年 3月 - 1996年 3月 京都大学 工学部 石油化学科
1996年 4月 - 1998年 3月 京都大学大学院 工学研究科 分子工学専攻 博士前期課程
1998年 4月 - 2001年 3月 京都大学大学院 工学研究科 分子工学専攻 博士後期課程 (日本学術振興会特別研究員)
2001年 4月 - 2002年 11月 日本学術振興会特別研究員 (大阪大学 産業科学研究所)
2002年 11月 - 2003年 3月 助手, 大阪大学
2007年 4月 - 2008年 4月 助教, 大阪大学
2007年 10月 - 科学技術振興機構 戦略的創造研究推進事業 さきがけ研究員 兼務
2008年 5月 - 2011年 9月 准教授, 大阪大学
2011年 10月 - 教授, 大阪大学

ケトン体で酪酸菌を活性化する新しいプレバイオティクス
 

バイオ医薬品

再生医療

東京工科大学 教授 佐藤 拓己

6月28日 (金) 13:15 - 13:45 アカデミックフォーラム会場2

ポリヒドロキシ酪酸(PHB)は腸内細菌にケトン体を供与して、酪酸菌優位な腸内環境を誘導するため、新しいプレバイオティクス製剤として期待される。

胸焼け・腹冷えて痛む・下痢便秘の動物モデル
における温度センサー神経増加

医薬・診断薬シーズ

城西国際大学 主任教授 堀江 俊治

6月28日 (金) 14:00 - 14:30 アカデミックフォーラム会場2

非びらん性胃食道逆流症、過敏性腸症候群といったストレス性消化管疾患動物モデルの作製法を提案し、ノーベル医学賞2021の温度センサー神経が増加することをお示しします。

【研究内容の概要/特長】
非びらん性胃食道逆流症、過敏性腸症候群のモデル動物においてカプサイシン受容体TRPV1(43℃以上の高温によって活性化)発現神経が増加し痛覚過敏を引き起こした。

【来場者へのPRポイント】
開発された貴社の医薬品、機能性食品、サプリメントに、消化管の温度センサー知覚神経に対する作用があるという付加価値を付け加えられるか研究します。

【従来技術・競合技術との違い】
ノーベル医学賞2021の温度センサーTRPV1およびTRPM8が発現している知覚神経は消化管にたくさんあり、これが腹部の温度を感知しています。これを顕微鏡写真でお見せします。

【想定される応用分野】
医薬品、機能性食品、サプリメント
動物病態モデルを使って薬効解析をすることで、医薬品、機能性食品、サプリメントによる非びらん性胃食道逆流症、機能性ディスペプシア、過敏性腸症候群の症状を改善する薬の探索や作用メカニズムの解析が可能となります。

【発表者プロフィール】
1988 千葉大学薬学部助手
1997 千葉大学薬学部講師
2000 千葉大学薬学部助教授
2001 千葉大学薬学部准教授
2002-03 文部科学省在外研究員(英国ロンドン大学神経科学センター)
2005 城西国際大学薬学部主任教授
2012 城西国際大学大学院薬学研究科教授 現在に到る
2019 城西国際大学大学院薬学研究科長
2019- 厚生労働省 医道審議会専門委員
現在、動物実験を用い炎症性及びストレス性消化管疾患の病態解明とドラッグリポジショニングによる薬の探索に取り組んでいる。

セルフリーセラピーを始めませんか?
幹細胞由来エクソソームの回収法の開発

バイオ医薬品

再生医療

麻布大学  准教授 西田 英高

6月28日 (金) 14:45 - 15:15 アカデミックフォーラム会場1

エクソソームは新たな再生医療の新たなマテリアルとして注目されている。本発表では、エクソソームの大量生産技術および徐放技術、そして今後の展望について紹介する。

ミトコンドリアを標的にした創薬技術と創薬開発
 

創薬ツール

研究ツール

学習院大学 教授 柳 茂

6月28日 (金) 14:45 - 15:15 アカデミックフォーラム会場2

ミトコンドリア機能を調節する酵素マイトルの活性化を指標にした創薬技術を開発した。その技術を用いて同定されたマイトルビンによるアンチエイジング効果を紹介する。

デザイナー細胞とそれが産生する
機能性エクソソームの作製

がん

再生医療

創薬ツール

東京都立大学 教授 川上 浩良

6月28日 (金) 15:30 - 16:00 アカデミックフォーラム会場1

我々は機能性ナノ粒子を合成し、それを幹細胞あるいはがん細胞に投与することで、優れた機能性を有するエクソソームの作製に成功した。

【研究内容の概要/特長】
我々は機能性ナノ粒子を合成し、それを幹細胞あるいはがん細胞に投与することで、それ自体が優れた機能を持つデザイナー細胞に変わるだけでなく、そのデザイナー細胞から分泌されるエクソソームが優れた機能性を有することを明らかにした。

【想定される応用分野】
(1) デザイナー細胞を用いた新しい細胞治療
(2) デザイナー細胞から分泌されたエクソソームを用いた新薬開発
(3) エクソソーム内のmRNAを用いた新しい治療方法の開発

【発表者プロフィール】
1991年 早稲田大学大学院理工学研究科応用化学専攻博士課程 修了  工学博士 授与
1991年 米国シラキュース大学 Research Associate
1993年 東京都立大学工学部工業化学科 助手
2006年 首都大学東京 大学院都市環境科学研究科  環境調和・材料化学専攻 教授
2013年 首都大学東京 大学教育センター副センター長
2015年 首都大学東京 学長補佐
2016年 首都大学東京 水素エネルギー社会構築推進研究センター 副センター長
2017年 首都大学東京 アドミッション・センター長
    改名して東京都立大学

オリーブ樹を害虫から護る
~ヒトにも環境にもやさしい天然芳香性化学物質~

医薬・診断薬シーズ

城西国際大学 教授 光本 篤史

6月28日 (金) 15:30 - 16:00 アカデミックフォーラム会場2

オリーブ栽培における最大の障害であるオリーブアナアキゾウムシに忌避作用を示す植物由来成分を同定し特許を取得、オリーブ農園の実証試験で得られた研究成果を論文で発表

【研究内容の概要/特長】
オリーブアナアキゾウムシは、その名のとおりオリーブ樹に穴をあけ最終的に樹木を枯死させてしまう。オリーブ産地化を目指し、この虫と対峙する中で、オリーブアナアキゾウムシに忌避作用を示す物質を探索し、数種の忌避作用を示す芳香性化学物質を同定した。同定した化学物質による忌避作用の定量化に加え、オリーブ農園でオリーブアナアキゾウムシ防除作用を確認した。

【来場者へのPRポイント】
私たちは、オリーブアナアキゾウムシ忌避剤を同定し、学術論文に発表するとともに特許を取得した。その成果は、アグリバイオ誌のトップランナーに掲載され、オリーブ農園での実証試験も学術論文に発表している。

【従来技術・競合技術との違い】
オリーブアナアキゾウムシに対する農薬として、化学物質排出把握管理促進法の第一種指定化学物質にリストされている有機リン系殺虫剤のフェニトロチオンが現在使用されている。これに対し私たちが見出したオリーブアナアキゾウムシ忌避剤は、植物が天然に産生する芳香性化学物質からなり、強力な殺虫剤の使用量を減じて環境負荷を低減しつつ、オリーブアナアキゾウムシによる食害からオリーブ樹を護ることができる。

【想定される応用分野】
本忌避剤は、剤形を工夫することにより、以下のような場面で、オリーブ樹の栽培管理に使用することが想定される: 食商品の生産や植木の販売を目的として栽培を行うオリーブ農園から、観賞植物やシンボルツリーとしてオリーブ樹を育てる家庭・施設等まで。

【発表者プロフィール】
1995.3 東京大学大学院薬学研究科 博士課程修了 博士(薬学)取得
1995.4-2004.3 北里大学 薬学部 助手、城西大学薬学部講師、ハーバード大学医学部皮膚科(マサチューセッツ総合病院光医療グループ)博士研究員
2004.4-現在 城西国際大学 薬学部 教授
現在、「東金市産オリーブのブランド確立プロジェクト」アドバイザーとして、成分分析・機能解析などの基礎研究のほか、6次産業化・認知度向上などオリーブ産地化応援プロジェクトに取り組んでいる。