真剣で、熱量の高いお客様に出会える

2023年7月7日(金)

Tantti Laboratory Inc.
塚本 淳一 氏

2014年からナノ材料の開発を主とするハイテク事業にて業界の発展に貢献。さらに日本と提携を結び再生医療産業への進出を進めているTantti Laboratory Inc.様にお話を伺いました。

─今回、出展を検討いただいたきっかけや背景を教えてください。

 

Tantti Laboratory Inc.は台湾の国家プロジェクトの一環として、化学や材料工学の専門的知識を持つ台湾の学者が集まり立ち上げた企業です。

今後は台湾よりも大きなマーケットを持つ日本でも、高い技術や高品質の製品を売り込みたいと考えています。

営業活動としては、これまでにダイレクトメールをはじめとした様々なアプローチを行ってきましたが、残念ながら努力が実を結ぶことはなく…。そればかりか、どのように営業していけばいいかというヒントとなる情報が何も入ってこなかったのです。

 

この事態を何とか打開したいと思い、Rx Japanさんの展示会へ参加することを決めました。

様々な企業とつながる中で、優秀な研究者や良い商品だけではなく日本で製品や技術を広めるには、有能なセールスプロモーターの存在が不可欠だと分かりました。

 

─実際に出展いただいた感想や得られたものを教えていただけますか?

 

最も印象に残っていることは、来場されているお客様の「良いものを見つけたい」という意欲の高さです。

お越しになられる方は、どなたも商品や材料を真剣に探し求められており、その姿にとても衝撃を受けました。

 

この業界に長くいることもあり、今まで様々な展示会に参加してきました。けれどブースにお越しになるのは同業者の方ばかりということが多々ありました。

 

生産性のない展示会に見切りをつけて、親しくしていた企業のいくつかは展示会への出展をやめてしまいました。

 

再生医療EXPOは、そういった雰囲気は一切ありません。来場者と出展者の双方が広い視野と好奇心、より良いものを追求する心を持っていました。

これまでにない出会いとビジネスチャンスを得られたことに、驚きました。

 

再生医療に対して深い興味と、ビジネスチャンスを感じておられる来場者様とお話した時間こそが、我々が感じている今回の展示会の最大の成果です。

出展して本当に良かったと、心から思います。

─コロナ禍を経て、営業活動に何か変化はありましたか?

 

リアルで営業活動を行ったり、会議をしたりすることができなくなりました。ただこれをネガティブに受け止めてはいません。

どれだけお客様と我々の会社と距離が離れていてもzoomなどのオンラインツールを通じて、いくらでもお話しすることができるからです。

むしろ移動時間などを短縮することができて、効率的にお客様と交流することが可能となりました。

日本と台湾とをつなぐ窓口として仲介役を担っている我々と台湾のメーカー、そしてお客様の三者で話すことへのハードルがむしろ下がった気すらしています。

 

もちろん、直接会って話すことは重要です。感情を乗せてお話しできるのでビジネスに展開するためには欠かせないことだと思っています。

 

ただ、その点はこちらの展示会で熱量の高い方々とご縁をいただき、初めに我々の思いをしっかり伝えることでクリアできる問題だと感じています。

 

 

─最後に、参加を検討されている方、これから参加される企業様へのメッセージをいただけますか。

 

「展示会は、みんなも同じ。どのイベントに参加しても代わり映えしない」

そうは思っていてもどこかにビジネスチャンスがあるのではないか…という僅かな期待を抱いて出展する企業も少なくありません。

 

実際、私もそういう思いを少なからず持っていたように思います。

けれど、今回参加して考えがガラリと変わりました。

 

出展する側は、自社が誇りを持って開発した商品や技術を来場者の方にアピールすることができる。

また、来場者の方々も自社の事業が大きく前進するものと出会える機会が大いにある。

そんな展示会もあるのだと知ることができたからです。

 

ぜひ、参加することで従来の展示会との違いを感じていただきたいです。