「興味あるから聞かせてよ」と、来場者様から来てくれることが大きな魅力

2023年7月7日(金)

株式会社 ファンリード
ICTソリューション部 マネージャー
平戸 裕基 氏

ICTサービスプロバイダーとしてデジタル分野の課題を解決。近年DX推進や宇宙関連のシステム開発なども手がけるファンリード様にお話を伺いました。

─今回、出展をされた率直な感想をお願いします。

 

出展する前はどれだけの方に参加いただけるか不安でしたが、思っていた以上に大盛況で非常に安心しています。

 

─出展は今回が初めてということですが、出展されている製品についてと、どういうお客様にお見せしたいかを簡単にご紹介していただけますでしょうか。

 

製品は単純にいえば「検索システム」で、業務でいうと「AIナレッジ管理システム」という分野になります。

企業のナレッジをベテランから若手にノウハウを伝承し、業務の効率を図れるようなシステムを提供しています。

また、このシステムは製薬業界特化と謳っているものの、他の業界にも適用するところはあると思っています。

そのため、今回の展示会は製薬業界や医薬品業界をターゲットにしていますが、他の業界の方がもし来ていただければ、そこにもぜひ展開出来たらなとは思っております。

 

─実際に展示会に来場されたお客様とお話しされてみて浮かんだ課題や、訴求できた部分はありますか?

 

今回、展示に際し業務シナリオを考えてきたのですが、シナリオ説明の中で「こういう課題があるのではないでしょうか?」という想定していた話はとても反応が良かったです。

例えば品質保証部門の方々に業務シナリオを説明すると、「たしかにお話の課題があるんですよね!」とすごく受けが良かったので、感触は良かったです。

また「こういうケースはどうなんだろう」などの新しいニーズなども来場者の方々から聞けたので、むしろ非常に勉強になりました。

 

─営業先として新たにお引き合い頂くなど、今後につながりそうなお客様はおられましたか?

 

製品を試してみたいというお客様の声もいくつかありました。

今回は弊社のアピールや情報収集が第一の目的ではありましたが、想定した以上の効果はあったようには感じます。

また、弊社はシステムのトライアルもしており、「上長に聞いたうえで、トライアルならしてみようかな」というアクションもありました。

─今回、コロナ禍で例年の出展を控え、他のマーケティングシステムに切り替えられた企業様もございます。御社にとってのコロナ禍での営業マーケティング施策と、展示会でのそれとの違いはどこにあるのでしょうか?

 

弊社はメールマーケティングなど、こちらからターゲットを決めて製品を広める施策を行っています。

逆に展示会は「ちょっと興味あるから聞かせてよ」と来場者様からきてくれるので、そこは大きな違いであり、非常に魅力的だと感じます。

 

─初めての出展に際し不安だった点や、準備における工夫があれば教えていただけますでしょうか?

 

「どの文字を太字にすれば来場者が来てくれるだろう」などは皆で非常に悩みました。限られた予算の中での工夫が必要でした。

ただ実際に出展してみると想像以上に展開できたので嬉しく思っております。

 

─展示会の中で様々なお客様からのフィードバックを頂いたうえで、今後の展望があればぜひ教えていただきたいです。

 

他業界にも進出し、より幅広くニーズを拾っていきたいです。

そこに共通したニーズがあればシステムのアップデートも図っていけますし、弊社には

DXやインフラ、セキュリティの部門もあるので、それらとつなげて新たな価値を生み出せたらと思います。

 

─最後に、現在御社のように新しい会社や事業を立ち上げ展示会への出展を検討されている企業様へ、一言をお願いします。

 

「まずは試してみる」これが重要かなと思います。

その中で、来場者にどういったアプローチをしたいかは一つのポイントになると思うので、そこに絞って準備をすると効果が出てくるのではないでしょうか。

あとは「展示会でこう聞かれたときにこう返せるよね」など、先々のことをイメージした想定問答を用意すると効果的だと思います。